1980年代まで、
The Economistの英語は確かに非常に難しいものでした。
イギリスで一流大学を出た経済系の人でないと読めないとさえ言われていました。
「イギリスの、しかも
上流階級のための英語」だったのです。
しかしその後、The Economistはスタンスを変えます。
「世界の人に読んでもらえるように、簡単な英語を使おう」
この方針は大成功を収め、世界的に発行部数が伸びることになったのです。
(参照:
The Economist の発行部数)
読みやすくなければ売れませんからね。
しかも、他の雑誌とは異なり、
全ページを通して同一の文調で書かれているため、一度慣れるとその後はずっと読みやすくなります。
ではなぜ私たちは
The Economistの英語を難しいと感じるのでしょうか?
それは
背景知識がないことが主な原因です。
The Economistには日本人が疎いテーマもカバーされています。
(だからこそ購読の価値があるのですが)
宗教、民族、権利、国家論などに関わる記事は、基礎知識が弱い私たちには難解です。
「英語が」わからないのではなく「内容が」わからない場合が多いのです。
試しに、
The Economistの中にある
日本についての記事を読んでみてください。
さほど難なく内容がつかめるのではありませんか?
それなら心配ありません。
問題は英語力よりも時事問題の知識です。
この問題は、日本語で世界情勢を学ぶことで克服できます。
一定レベルに達すれば、今度は
The Economist 自体が教材になります。
もしも日本の記事も全く読めなかったら?
それは確かに英語力の問題です。
The Economistで英語を勉強するのはやめて、基本から勉強することをお勧めします。
日本の記事を読めるかどうかが、
The Economistを利用すべきかどうかの一つの目安となるのです。