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松本道弘氏:「TIME だけでなく The Economist も読もう」

松本道弘氏は TIME の愛読者として知られています。

TIME を読むための著書を数多く出版しており、
The Economist を読むためにも大いに参考になります。

松本氏自身もThe Economist を購読しており、次のように活用しているようです。


『「タイム」を読む』(講談社現代新書 1981年)より引用:

イギリス人から見ると、日本人はアメリカべったりに見えるらしい。森嶋通夫氏はロンドンで、「日本はアメリカの彼方にあります」と私に語った。
確かに日本人が読む英語もアメリカ英語が主で、雑誌や本もアメリカが中心である。
そのためアメリカ英語のリズムに慣れてしまっているのもたしかである。
だが、そのリズムはイギリスやヨーロッパで使われる英語のリズムとはかなり違う。

経済記事を読む場合でもたまには『フォーチュン』や『フォーブス』から離れ、『エコノミスト』くらいに目を通しておいたほうが発想の転換になる。
イギリス英語のリズムは、アメリカ英語のそれと違いストレートではないので、最初は肩が凝る。
だが、イギリス人特有の屈折したユーモアやunderstatement (控えめの表現)のリズムに慣れてしまうと、それほど難しくはない。
案ずるより生むが易しである。


この評は、The Economist が非・英語圏の読者のために英語表現を改める前に書かれたことを考慮する必要があります。

「肩がこる」英語なのは、それが「イギリス英語」だからではなく、当時の The Economist の英語は多くのイギリス人が読めないほど難解な英文だったのです。
(参考:The Economist の英語は簡単になった

また、当然のことながらイギリス内部にも政治情勢にも多様な見方があるので、「The Economist はイギリスの意見」とみなすことも妥当とはいえません。
ただ、「アメリカ寄りの雑誌ばかり読むよりはバランスが取れるようになる」ことに疑問の余地はないでしょう。


繰り返しますが、松本氏による「TIMEを読むためのアドバイス」はほぼ全て The Economist にも当てはまるので、参考にすることをお勧めします。


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