文字のメリハリがない
The Economistを開いたらわかるように、このジャーナルはほとんどが文字で埋め尽くされています。
これは正直、とても読みにくい(速読がしにくい)と言わざるを得ません。
写真のスペースが少ないこと自体は大きな問題ではありません。
読者層は、「TIMEやNewsweekのように大きな写真で紙面を埋め尽くす余裕があるのなら、文字でもっと情報を欲しい」と思っている人たちだからです。
しかし、それでも文字自体が単調すぎて読むのに疲れます。
同じ文字種、同じ色、同じ行幅、同じ大きさ。
文字が持つ「情報の差」がほとんどわかりません。
フォントが変えられているのは、実質ヘッダーとサブタイトルのみです。
(例外的に、キーワードのみが太字になっている The World This Week は楽に速読できるはずです)
通常、TIMEなどの雑誌であれば、たとえ文字だらけのページであっても
・重要な数字とその説明は、小さな別枠を用意して色と文字を変える
・情報の重要度や質の差によって文字の種類や大きさを変える
・文字を写真に回り込ませることで読むときのメリハリを利かせる
などの工夫をしているものです。
そしてこういったレイアウトのほうが速読しやすいのです。
なぜこうしないのか、理由はわかりませんが、考えられる理由としては
・文字ばかりの新聞や書籍を読んできた英米の読者層が対象なので、今のレイアウトのほうが彼らには読みやすい
・文字のフォントをいろいろに変えると安っぽい印象になる(ブランドが落ちる)
などが考えられます。
一度読み始めたら、文章自体は論理的でわかりやすいので、まずは
ヘッダーとサブタイトルだけを読んで重要度を見分け、
「読む」と決めたものだけ気合を入れて読むようにすれば良いでしょう。
(参照:速読の方法)